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日本から洋上風力関連の視察団がデンマークを視察
日本とデンマークの相互利益
日本とデンマークの利益は共通しています。今年の2月、デンマークの洋上風力発電業界の専門家と日本の関係者が東京で会合し、デンマークの洋上風力発電の経験をどのように日本で生かせるかについて話し合いました。
一般社団法人日本風力発電協会、State of Green、DWEA (Danish Wind Export Association) 、デンマーク大使館共催のデンマーク視察ツアーには、60を超える企業・団体の申し込みがあったため、2つのグループに分けることとし、前半グループが5月に、後半グループが8月にデンマークを訪問しました。視察団は風力発電関連の技術開発、建設、コンサルタント、保険、気象予報サービス企業の幹部を中心に構成され、デンマークでEsbjerg港、Anholt Offshore Wind Farmなど様々な施設を視察し、関連施設を視察するとともに、パートナー候補と顔合わせをしました。
視察団を受け入れたデンマーク企業・団体は以下の通りです:Siemens Wind Power、MHI Vestas、DONG Energy、Djurs Wind Power、Falck Safety Services、Fred Olsen Windcarrier、COWI、Ramboll、Nirás、Comtec Int.、CNC Onsite、Scanel International、ALL NRG、TVC Law Firm、TP Offshore、Davai、Vestas Wind Systems、Carl Stahl、R&D、Envision Energy、Port of Grenaa、Port of Esbjerg、Global Wind Organisation (GWO)、Danish Wind Industry Association
5日間でデンマーク企業・団体23社を訪問
最初の訪問先は、State of Greenのインタラクティブなショールーム兼ビジターセンターであるHouse of Green。一行はここでデンマークのグリーンな転換(Green Transition)、デンマークの風力発電のサプライチェーン、Global Wind Organisation (GWO)の事業などについて説明を受けました。どのテーマについても参加者の関心は非常に高く、多くの質問が挙がりました。また晴天のもと船に乗って発電能力2MWの風車20基(計40MW)が並ぶMiddelgrundenのファームを訪れ、デンマークの洋上風力発電の現場を実際に体験しました。
さらに欧州屈指の洋上風力発電の産業集積拠点であるEsbjerg港を訪問し、風車設置船Bold Tern号を見学したほか、Falck Safety Services社と会合し、風車の安全訓練について学びました。
上記は視察先のほんの一部です。代表団は5日間をかけてセミナー、船のツアー、企業訪問、洋上施設の建設現場視察など、充実した日程をこなしました。