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下水の分析が新型コロナウィルス・COVID-19の第二波発生を検知する

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17 6月 2020

デンマーク最大の下水処理会社であるBIOFOSとデンマーク工科大学(DTU)の連携のもと、コロナウイルスがどのように広がっていくかに関する重要な情報を入手するための調査が進んでいます。

下水は、特定の範囲に居住する人々がどれだけの病原微生物に晒されているかを調べるデータ源となります。そこで、下水サンプルをBIOFOSが所有するコペンハーゲンの下水処理施設から収集し、コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因であるコロナウイルス(SARS-CoV-2)の発生状況を調べる取り組みが始まりました。

DTUは、国際的な疫病の調査の一環でかねてより下水のモニタリングを行ってきましたが、この状況下でその焦点をCOVID-19に集中する体制に移行しました。下水を分析する利点としては、(1)サンプルが個人情報に結びつくものではないため、倫理的な許認可が不要であること、(2)無症状の感染であっても分析結果に現れることが挙げられます。

こうした調査を続けていくことで、もう一度感染の波が訪れたとしても、早期段階でその兆候を掴むことが可能になると考えられています。

出典:https://stateofgreen.com/en/partners/st

[embed]https://youtu.be/xNWkxmoCSWU[/embed]

ate-of-green/news/analysing-wastewater-can-detect-second-wave-of-covid-19-outbreak/(英文)