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スコットランドのグリーンな地域熱供給をデンマークがアシスト

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28 4月 2021

スコットランドで、地域熱供給に関する法律が初めて可決されました。2030年に1990年比75%減というCO2削減目標を掲げるスコットランドにおいて、地域熱供給の拡大はその目標達成の中心的役割を担うと考えられています。
今後地域熱供給の熱源はヒートポンプや廃熱の活用を通して再エネ由来へと移行していく予定であり、スコットランドのこうした取り組みは英国全体に波及していくことが期待されます。

デンマークと英国は、2017年から地域熱供給に注力したエネルギー分野の連携を続けており、今回の地域熱供給法はこの具体的な成果の一つであると言えます。在英デンマーク大使館にはエネルギーアドバイザーが駐在し、デンマークエネルギー庁とともに−対話やレポート、ワークショップなど様々な活動を通して−スコットランドにおける地域熱供給に関する議論を支援してきました。法案審議中のスコットランド国会においても、デンマークの地域熱供給が複数回にわたってモデルとして賞賛されるなど、少なからぬ影響力を与えたと言えます。

デンマークで蓄積されてきたエネルギー部門のノウハウや情報は、省庁・政策立案者らとの情報交換を通して各国にも伝えられています。現在このようなパートナーシップを16カ国と構築しており、持続可能でコスト効率的なエネルギー政策の策定支援を通して、世界全体のグリーン社会移行へ貢献していくことを目指しています。

出典:https://stateofgreen.com/en/partners/state-of-green/news/denmark-helps-scotland-with-green-district-heating-for-650000-households/ (英文)