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エネルギー効率化への投資がCO2排出削減コストをほぼ半減
9 3月 2020
2030年までに1990年比で70%のCO2排出削減を達成するというデンマークの目標に関して、デンマークのエネルギーコンサルティング企業EA Energy Analysesが、達成への道筋をまとめたレポートを公開しました。その中では、この転換にかかる追加的な社会経済コストが、エネルギー効率化の取組みへの投資によってほとんど半減できると結論付けています。ここで言う追加的なコストとは、上記の目標が設定される2019年以前、2018年のデンマークエネルギー合意で想定されていたものに追加してかかるコストを想定するものです。
なお、同試算では、70%のCO2削減のうち66%は既存技術により達成されるものとし、残り4%は技術開発やエネルギーシステムの革新によって達成されるものと想定しています。とりわけ、セクターカップリングや建築・産業部門への取組みが大きな削減ポテンシャルを秘めているとのことです。