エネルギー効率

エネルギー効率の向上はデンマークにとってここ数十年の最優先課題とされており、その結果、エネルギーの消費量と経済成長の推移を切り離すこと(デカプリング)ができました。デンマークは2050年には化石燃料からの完全脱却を見込んでおり、産業界だけでなく、家庭でもエネルギー効率の向上に向けた対策を強化していく予定です。

建築物においての省エネルギー

世界のエネルギー消費に建物が占める割合は40%までにのぼり、CO2排出量においてもほぼ同様の数値を示しています。ここ数十年、デンマークは世界に先駆けて建物のエネルギー効率改善に取り組んでおり、新築と改築の際にも住宅、オフィス、公共施設でエネルギー効率の改善が広く実施されています。

即存の技術を使って建物のエネルギー消費量を少なくとも50%、場合によっては80%削減することも可能です。特にエネルギー効率の高い窓、断熱材、温度調節器、換気システム、エネルギー効率が高いポンプ、スマート照明などを導入し建物の改築をすることにより、極めて大きな省エネ効果を得ることができます。

産業プロセスの最適化

産業界においては、総生産コストの1~10%をエネルギーが占めますが、鉄鋼、化学、製紙、医薬、セメント、建築材料などを初めとするエネルギー集約産業は総生産コストの15~40%がエネルギーを占めます。その結果、多くのデンマーク企業はそれぞれの産業プロセス、建物、設備の最適化を目指しており、エネルギーを含め、水やパッケージング(梱包材)などの消費量において大幅な削減を実現してきました。

未来へ、デンマークとともに