しばらくお待ちください
ホーム 企業・団体プロフィール 事例集 ニュース 出版物とビデオ State of Greenについて お問い合わせ English Deutsch Chinese
Deutsch 中文 English
メニュー

エネルギーに関する「持続可能な開発目標7」は各国レベルで前進

「持続可能な開発目標7(Sustainable Development Goal 7)」の実現に向けた世界的な動きは残念ながら期待通りには進んでいませんが、各国レベルでみると希望の持てる兆候が表れています。特に最貧国と呼ばれる後発開発途上国で電力へのアクセスが拡大していることや、工業エネルギーの効率化が進んでいることは特筆すべきでしょう。

TrackingSDG7: The Energy Progress Report(エネルギー目標進捗レポート)」と題された報告書が、先日リスボンで開催されたSustainable Energy for All Forum(万人のための持続可能なエネルギーフォーラム)の場で発表されました。持続可能な開発のために設定した17のグローバル目標の1つとして、SDG7レポートは、2030年までに「すべての人が手頃な価格で、信頼性が高く、持続可能で、現代的なエネルギーにアクセスできること」を掲げています。同レポートによると、世界は2030年を期限とするエネルギー目標への進捗で遅れをとっています。しかし、特定の地域では確かな進展が見られ「正しいアプローチと政策によって、各国がクリーンなエネルギーの確保とエネルギーアクセスを大幅に改善し、何100万人もの生活を向上させることができる」と証明する実例が次々と報告されています。


発電分野では再生可能エネルギーの利用が進む

2015年時点で、世界の最終エネルギー消費量の17.5%が再生可能エネルギー由来、うち9.6%が地熱、水力、太陽光、風力など、現代的な再生可能エネルギー由来でした(これ以外は木の燃料利用や木炭など、従来型のバイオマス由来)。

再生可能エネルギーの分野で特に大きく前進している国は、中国、イギリス、ブラジルです。2010年から2015年までの中国の再生可能エネルギーの伸びは、世界の再生可能エネルギー消費量の伸びの30%近くを占めました。世界の最終エネルギー消費量にイギリスの再生可能エネルギーが占める割合も2010年以降年間1%のペースで増加し、世界平均の5倍を超えています。

世界の発電分野において、再生可能エネルギーは目覚ましい伸びを見せています。しかし、世界のエネルギー消費の80%を占める輸送や熱供給においては、こうした発展は見られていません。報告書によると、エネルギー消費量上位20カ国中、電力、輸送、熱供給のすべての用途で再生可能エネルギー由来が世界平均を大幅に上回ったのはブラジルだけでした。

デンマークも様々な用途に再生可能エネルギーを使用していますが、特に電力と熱が多くなっています。2010年から2015年までの期間に、再生可能エネルギーのシェアは21.35%から33.17%へ増加しました。

2017年にデンマークの再生可能エネルギー消費量が大幅に増加

2017年の一年間で、デンマークの再生可能エネルギー消費量は11%近く増加しました(石炭消費量は21%減)。これにより、デンマークはエネルギー関連のCO2排出量を大幅に減らすことができました。

2017年に化石燃料の消費量が減少したことで、エネルギー消費によるCO2排出量は前年比5.4%減となりました(電力の国際取引に関連した燃料消費や気候の変動を加味すると同5.3%減)。

エネルギー統計の速報データによると、デンマークの温室効果ガス総排出量は2017年に3.9%減少したとみられています(電力の国際取引に関連した燃料消費や気候の変動を加味すると同4.0%減)。

デンマークのエネルギー自給率は、2017年の一年間で83%から85%へ上昇しました。これは石油、天然ガス、再生可能資源による国内のエネルギー総生産量が、国内エネルギー総消費量(調整値)の85%に相当したことを意味しています。

エネルギー効率を重視した冷暖房ソリューションがデンマーク人のDNAに浸透

多くの国で、各施設が個々に冷暖房ソリューションを採用する仕組みとなっているのに対し、デンマークは1970年代の石油危機以来、集中的な暖房システムを重視する方針をとってきました。現在、デンマークの家庭の64%が地域熱の供給を受けており、デンマークが世界に誇るエネルギー効率を達成した要因となっています。

また地域熱供給は、再生可能エネルギーを含むあらゆるエネルギー源を利用できるため、柔軟で環境に優しいエネルギー生産が可能です。実際、デンマークの地域熱供給の55%が再生可能エネルギーによるものです。

Tracking SDG7The Energy Progress Repor(エネルギー目標進捗レポート)は、国際エネルギー機関(IEA)、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)、国連統計部(UNSD)、世界銀行、世界保健機関(WHO)が共同で作成したものです。

 

State of Green の

週間ニュースレター(英語)

週間ニュースレターを購読するにはメールアドレスをご入力ください

×

お問い合わせ

下記フォームにご入力願います。 最初のメールのみState of Greenにもコピーが配信されます
http://