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欧州最大のPtX施設建設−デンマーク・エスビャウ市−

State of Green
Kanau Takahashi,によって 2021-04-28

デンマークの西側海岸に位置するエスビャウ(Esbjerg)市に、欧州最大のPower-to-Xの施設が建設されます。Power-to-Xは、主に余剰電力を活用して他のセクターでの利用を可能にするエネルギー変換経路を示す言葉で、Power-to-Gas(水素及び合成メタン)、Power-to-Liquid(合成ディーゼル、合成ガソリン、合成ケロシン)、Power-to-Chemicals(メタノール、プロピレン、アンモニアなどの化学物質)などを包括する概念です。

エスビャウ市で進む計画は、Copenhagen Infrastructure Partners(CIP)社が行うもので、10億ユーロの投資によって洋上風力の電力を活用し、農業利用向けのグリーンアンモニア生産、船舶向けのグリーン燃料生産、廃熱による市内家庭向けの地域熱供給などを行うことが検討されています。
施設の完成は2026年を予定しており、1GWの水電解装置を備え、年間最大90万トンのアンモニア製造が可能であると見込まれています。この時、想定されるCO2排出削減量は150万CO2トン – 73万台の自動車撤廃に相当します。

本プロジェクトは農業や船舶産業分野における先導的企業らとの協力体制のもとでプレスリリースがなされました。Arla社、Danish Crown社、DLG社…いずれも酪農や食肉、農産物生産など農業バリューチェーンの大勢を占める企業群はこのパートナーシップの一翼を担っており、また船舶産業からはA.P. Moller – Maersk社やDFDS社が参画しています。

出典:https://stateofgreen.com/en/partners/state-of-green/news/europes-largest-ptx-facility-to-be-built-in-esbjerg-denmark/(英文)

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